小島耕「オフィシャルパートナーを満喫してくれる経営者の方が増えてくれたら嬉しい」
小野哲人「『水戸ホーリーホック』は、いいね!がたくさん付く魔法のハッシュタグ」
小野これが本当に凄かった。ツイッターで『水戸ホーリーホック』のハッシュタグを入れた時と入れていない時の反応がまるで違う。水戸ホーリーホックの話をしてハッシュタグを付けた時の反響は凄まじいですよ。「これがプロスポーツチームの力か!?」と思い知らされました。言い方は良くないかもしれないけれど、それだけでもオフィシャルパートナーした価値がある。
小島悪い言い方ではないよ。むしろ、そう言ってもらえると嬉しいね。
小野俺が最初に驚いたのは、何気なく「水戸ホーリーホックのスポンサーになりました」ってツイートしたら、とんでもない数のリツイートがあって。こっちは何の計算もなくつぶやいただけ。それなのに何百って数の「いいね」が付いて、しかもその内の何人かから「スポンサーになってくれてありがとうございます」のリプライを頂いた。これは本当に感動しましたね。
小島ウチのサポーターは、確かにそういう優しくて義理堅い気質があります。
小野これってビッグクラブだったら有り得ないことだと思う。俺は昔、某プロ野球チームが好きで応援してたけれど、はっきり言ってスポンサーに感謝したことなんて一度もないですよ(笑)。「いて当たり前じゃん」ぐらいの感覚しかなかった。きっとJ1の超人気チームだったら、その感覚に近いはずで、小野写真館がスポンサーになったぐらいでは何とも感じないと思う。でも水戸ホーリーホックっていうクラブチームのサポーターはそうじゃなかった。「ありがとうございます」、「嬉しいです」、「待ってました!」。そういう嬉しい声をたくさん頂戴しました。
小島「聞いてくれよ!」って本当に驚いていたし、感動していた哲人の様子を覚えている。
小野サポーターの皆さんからそんな風に反応があるとは思っていなかったし、こんなにもリツイートされるのかと震えたよ。心を揺さぶられるものがあった。それからは少し味を占めて水戸ホーリーホックのことを絡めてツイートすることが多くなったかな。『水戸ホーリーホック』は「いいね」がたくさん付く魔法のハッシュタグだよね。承認欲求を満たしてくれる魔法のハッシュタグ(笑)。
小島小野写真館がしてくれていることは、スポンサー事例の観点で言えば、正直、凄い広がりが生まれている。あれ程たくさんの店舗というかブランドがある中、全ての店舗の方々がツイッターで「水戸ホーリーホックのスポンサーです!」とガンガンつぶやいてくれる。これは本当にありがたいです。
小野水戸ホーリーホック効果でフォロワーもたくさん増えました。ただ、小野写真館も数々のSNSを運用しているので、逆にこちらも水戸ホーリーホックのWEBサイトの閲覧数を上げられる。SNSに関して言えば、相乗効果を得られている実感がありますね。
小島それは本当にそう。いろいろな意味で小野写真館さんとの協力関係はウィンウィン。
小野俺はね、最初は社員の皆で1年間に1試合、水戸ホーリーホックの試合を観戦して全員で盛り上がれれば、それだけでもいいと思っていたの。社員とその家族をスタジアムに招待し、感動体験を共有できれば充分だと考えていた。費用対効果がどうだとか言い出したらキリがないので、まずはそこを実現したかった訳です。俺はもともとスポーツが好きだしね。やはり考えると凄いですよ、クラブチームの価値って。企業の価値はいろいろな手法で算出できるけど、水戸ホーリーホックとの協力関係は、単なる数字で計り知れない価値が生じている。
小島そんな風に捉えてくれているんだね。またまたありがとう。
小野社長である俺の心の充足以上に、社員にとっての心の充足を高めていきたい。頑張ってくれているパートさんも含めたら170人くらいいます。そのご家族も入れたら千人を超えますよね。その人たち全てを小野写真館は幸せにしたい。本当にそれで充分。繰り返すけど、スタジアムの一部を埋め尽くし、水戸ホーリーホックの試合を観戦する社内イベントで楽しむ。それがいちばん。それ以外にも企画等でいろいろ実現させ、さらに想定していた以上の大きな価値を、今ひしひしと感じているところです。
小島当然、オフィシャルパートナーの金額をもっと大きくしてもらったらありがたいけど、僕としては金額以上にオフィシャルパートナーすることを楽しんでもらえることが凄く嬉しい。言い方を変えれば、小野写真館のようにオフィシャルパートナーを満喫してくれる経営者の方が増えるといいな。そう思ってます。哲人には、その先駆者になってほしい。哲人の前に道はない、哲人の後に道はできる、みたいな(笑)。
小野話は変わるけど、今回の対談をしているこの場所『アツマーレ』は凄く環境がいいね。
小島でしょう。水戸ホーリーホックが拠点にさせていただいている城里町七会町民センター『アツマーレ』。せっかくこういう恵まれた環境がある訳だから、積極的に活用したい。今はまだ企画段階だけど、スポンサーの皆様にお集りいただき、選手たちとの交流も含めた運動会のようなイベントができればいいなと考えてます。
小野それは面白そうだね。
小島小野写真館にはぜひ参加してもらいたいし、写真も撮ってもらいたい。おそらく他のスポンサー様から見ても、小野写真館は元気なスポンサーだと理解されているはず。この関係性を順調に発展させていきたいというのが、僕の偽らざる気持ちです。